花咲くいろは
  • 5.0
  • 10

突然の夜逃げ、突然の告白、そして突然の別れ――。
今までとは違う自分になりたかったという夢は、急に現実となりました。
私、松前緒花の平凡な日常は1日にしてドラマチックな展開を迎えたのです。
通い慣れた、それでいてあまり愛着のない街を出て、
話したことや会ったこともない祖母の元で暮らすのです。
大正浪漫あふれる温泉旅館・喜翆荘(きっすいそう)。
そこで出会う人たち。
花の芽が地上に出て新たな世界を知るように、
私も、今までとはまったく違う、新しい生活を始めます。
それは辛いことかもしれません。
でも、めげても、くじけても、泣きじゃくっても明日は来るんです。
だからこそ私は頑張りたいんです、そして輝きたいんです。
太陽に導かれるよう咲く花のように
いつか大輪の花を咲かせられるように……。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加